産地・水域による選好の異質性を取り入れた貿易利益・損失の在り方については,水産物純輸出国での一部の貿易利益発生について,その一部として管理の導入前までを著書内収録論文に入れた。 一般均衡による譲渡不能漁獲枠の前提崩壊は,当初想定していた2国2財共有資源貿易モデルの分析に留まらず,一般の数の国で関数形などの頑健性高く示せ,その成果の一部を漁業経済学会のディスカッションペーパーに入れられた。 シミュレーション部分等は充分とは言えなかったが,そもそもの本分野のハンドブック的な整理の必要性を期間内に感じ,国際漁業学会の大会シンポジウム紹介及び学会誌掲載ができた。一般商業誌への知見普及・社会貢献等も行った。
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