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2018 年度 研究成果報告書

レセプトデータを用いた特定健診・保健指導の評価に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 15K21568
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 医療社会学
衛生学・公衆衛生学
研究機関保健医療経営大学

研究代表者

石原 礼子  保健医療経営大学, 保健医療経営学部, 准教授(移行) (70516971)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード特定健康診査 / 電子レセプト / 糖尿病 / 経済的要因 / 食事スピード
研究成果の概要

本研究では,生活習慣病のうち特に糖尿病に焦点をあて,特定健診受診後の医療機関への受診状況や経済的要因により,糖尿病の発症や糖尿病関連入院の発生リスクを評価することを目的に,特定健診および電子レセプトデータの分析を行った.
特定健診で糖尿病により要医療となった者では,3ヶ月に1度受診している者はそうでない者に比べて急性心筋梗塞を除く虚血性疾患による入院の頻度が高く、定期受診による糖尿病合併症の発症を抑制する可能性が示唆された。また,健診で糖尿病でない者を対象に所得や食事スピードによるその後の糖尿病発症の比較では,低所得であることや早食いが糖尿病発症のリスク因子として認められた.

自由記述の分野

医療政策

研究成果の学術的意義や社会的意義

糖尿病の発症および重症化の予防は患者本人のQOLの維持向上においても,医療経済的観点からも重要視されている.本研究において,各医療保険者のもとに日々蓄積されていく健診データやレセプトデータなどの医療情報を活用し,糖尿病患者の医療機関への定期受診による合併症発生の抑制や,非糖尿病患者の食事スピードへの配慮で糖尿病発症リスクが低下することを示すことができたのは大変意義深いことである.今後の特定保健指導や健診受診後の医療機関への受診勧奨に対しての有用なエビデンスとなりうる.

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公開日: 2020-03-30  

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