本研究では、自己組織化マップを利用した団体スポーツにおける個々のポジションの適性やチーム内における関係性の評価を目的として行った。個々の能力を評価記述とするため、大学のバレーボール選手の身体的な特徴量と心理的な特徴量をデータ群として、入力しチーム全体の関係性を特徴マップに写像して評価を行った。身体的な特徴量は、ポジションに大きく関係しており、心理的な特徴量は、レギュラーメンバーの選抜に大きく関係することが明らかとなった。また、各特徴量単体でのデータを個々にマップ上に評価することで先行研究よりもデータの傾向をわかりやすく表示できる事ができた。
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