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2019 年度 研究成果報告書

ユビキチン化による神経細胞スパインの制御機構

研究課題

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研究課題/領域番号 15K21769
研究種目

国際共同研究加速基金(帰国発展研究)

配分区分基金
研究分野 神経化学・神経薬理学
研究機関公益財団法人神戸医療産業都市推進機構

研究代表者

川辺 浩志  公益財団法人神戸医療産業都市推進機構, 上席研究員 (00582454)

研究期間 (年度) 2017 – 2019
キーワードスパイン / ユビキチン化 / 超解像顕微鏡
研究成果の概要

脳内の神経ネットワークで、神経細胞間で情報はシナプスを介して軸索から樹状突起へと伝わる。シナプスの樹状突起側は棘のような構造を取り、スパインと呼ばれている。スパインの大きさは記憶や学習の過程で変化することが報告されており、その制御機構の解析は精神疾患の病態を理解する上でも重要と考えられている。本研究ではタンパク質のHECT型E3ユビキチンリガーゼによって触媒されるユビキチン化に注目して、特異的なユビキチン化がどのようにスパイン形成をはじめとした神経細胞の発達を制御するかを明らかにしてきた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本課題の研究で、これまで未知の部分が多かったユビキチン化による神経細胞発達の制御機構に関して、多くの知見が得られた。中でも知的障害を伴う発達障害であるKaufman症候群の原因遺伝子でE3ユビキチンリガーゼをコードするUbe3Bが、スパインの形成と形態を制御する機構を見出した。この成果は将来的に知的障害の原因の解明や治療に発展する可能性がある。

自由記述の分野

神経科学

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公開日: 2021-07-06  

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