本研究では、スタンフォード大学医学部MIPSと連携し、我々により独自に開発した多機能性発光基質とプローブを哺乳細胞や動物個体イメージングへと展開する、様々な研究を遂行した。まず基礎発光材料として、酵素選択的な発光基質や蛍光色素付き発光基質、TBET式発光基質、ALuc40番台の人工発光酵素を開発した。更にこの発光材料を基に、レチノイン酸活性可視化プローブ、BRET9式発光プローブ、近赤外線(NIR)生物発光イメージングシステムなどを開発し動物実験にも応用した。他に多チャンネル式光検出システムの高度化研究も遂行した。研究期間中、多数の研究業績が得られ、本研究を世界に広める貴重な機会であった。
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