研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
本研究は製品選択ゲームと呼ばれるゲームを出発点とし、そのゲームを拡張したゲームを考える。そして、不完全公的観測と呼ばれる情報構造に着目し、不完備情報の繰り返しゲームにおいて、短期的プレイヤーの記録の長さが評判に与える影響を明らかにした。バッド・タイプが存在する可能性がある場合、短期的プレイヤーが無限の記録を保有する場合より、有限の記録を持つ場合のほうが長期的プレイヤーと短期的プレイヤーの双方において好ましいことを明らかにした。記録が有限の場合、評判効果は発生しないことを意味する。
ゲーム理論