研究課題/領域番号 |
15KK0314
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
関根 圭輔 横浜市立大学, 医学部, 講師 (00323569)
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研究協力者 |
CAMP J. Gray Max Planck Institute for Evolutionary Anthropology, Department of Evolutionary Genetics, Group leader
TREUTLEIN Barbara Max Planck Institute for Evolutionary Anthropology, Max Planck Research Group on Single Cell Genomics, Group leader and Assistant Professor at TU Munich
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研究期間 (年度) |
2016 – 2018
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キーワード | オルガノイド |
研究成果の概要 |
本研究では、独・マックスプランク研究所Treutlein博士の元でCamp博士らとともにヒト立体臓器のシングルセルRNAシークエンス解析を実施した。構成細胞をそれぞれ別々に培養した際と、複数の細胞種が混ぜ合わされ立体的な組織が構成される際に初めて発現が見られる分子を詳細に解析することにより、細胞間相互作用に関わるシグナル候補を明らかにした。このシグナル候補分子の情報を元に機能解析を実施し、実際に複数のシグナル候補が立体的な細胞間相互作用に寄与することを明らかにした(Camp JG, Sekine K et al, Nature 2017)。
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自由記述の分野 |
幹細胞生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、生体内で見られる複数の細胞種により構成される立体的な組織における細胞間相互作用の一旦を明らかにし、従来の平面培養における課題を明らかにした。また、本手法によって立体的な細胞間相互作用の新たな解析手法を提示することが出来た。これらの成果は、幹細胞生物学を背景に立体臓器の再構成技術をもつ日本側研究者とシングルセルRNAシークエンス解析の先駆者であるドイツ側研究者の国際共同研究によってはじめて成しえた成果と言える。
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