研究課題
多岐にわたる研究分野の研究者が参画する当領域研究においては、研究の円滑な推進のために、進捗状況に関する情報を全員が共有する必要があるため、各領域問の連絡・調整の方法を当総括班が策定し、これを運用した。これに従って日本やイタリアにおいて下記のとおり検討会を開催したほか、メールその他で、随時連絡・調整を行った。2006年5月 (於 国立西洋美術館)2006年7月 (於 国立西洋美術館)2006年9月(於 イタリア、ソンマ・ヴェスヴィアーナローマ時代遺跡)2006年11月 (於 鹿児島県指宿市)2007年1月 (於 国立西洋美術館)このほか、本年度のプロジェクト全体の活動状況をまとめた30分の映像資料を編集・作成した。この製作に関しては、本総括班が、その企画、内容の選定など製作の初期の段階から完成に至るまで主体的に関与した。2007年2月11日に、東京大学小柴ホールにおいて、本年度の研究成果に基づく公開シンポジウム『アウグストゥスの別荘?または神域?』を開催したが、企画・運営にあたっては当総括班が主にこれを担当した。一般からの参加聴衆約100名を交えた本シンポジウムにおいては、当領域に参加している研究者をはじめ、国内外から招かれた研究者が、考古学、火山学、地理学、環境学、工学など専門を異にする立場から、これまでに明らかとなった成果と浮上してきた諸問題に検討を加え、今後の調査を展望することになった。また、当特定領域研究に関するホームページを作成し、インターネット上での研究成果の公開を開始したことに加えて、研究関連資料の一般配布なども行い、成果の普及に努めた。