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2006 年度 実績報告書

職業と家族とパーソナリティについての同一パネル長期追跡調査

研究課題

研究課題/領域番号 16203031
研究機関大阪大学

研究代表者

吉川 徹  大阪大学, 人間科学研究科, 助教授 (90263194)

研究分担者 直井 道子  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10073024)
ノース スコット  大阪大学, 人間科学研究科, 助教授 (20379225)
川端 亮  大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (00214677)
太郎丸 博  大阪大学, 人間科学研究科, 助教授 (60273570)
キーワード『職業と人間』調査 / パネル型社会調査 / ライフコース / 家族 / エイジング / 国際比較 / 階級・階層 / 自己指令性
研究概要

本調査研究は、約25年の期間をおいた長期パネル調査を行うことで、近年の日本社会のマクロな社会変動とミクロな個人のライフコースとの関係を捉えることを目的とするものである。さらに、同様のパネル調査を実施しているアメリカと連携することで、日米比較をおこない、ポスト産業化期の日本社会とアメリカ社会の相同性と異質性を解明するという意義をもっている。
本年度の主たる研究活動は、補足的面接調査の実施と、収集されたデータの整理、コーディング、基礎分析であった。まず、長期追跡対象となっている世帯について、追加情報を得るための調査を実施した。また、収集されたデータについて、職業条件の評定、職業分類コード、地域コードなどを行ないアフター・コーディングした。そのうえでデータをエディティングし、同一対象者の既存の回答データとの連携を確保し、基礎分析に着手した。
加えて以下に記すように、(1)関連する先行研究のレビューとその研究成果の発表、(2)関連データの分析と報告の2点に重点をおいて研究実績をあげた。
(1)前年度に引き続き、国際的な広がりをもつ『職業と人間』調査をはじめ、家族関係やライフコース、エイジング、高齢者就業、パネルデータの分析法など、関連する先行研究のレビューとその研究成果の発表をおこなった(吉川他2006:2007)。
(2)長期パネル調査の第一波調査にあたる1979年と1982年の「仕事と人間」調査データを用いた分析も研究メンバーによっておこなわれ、研究成果を発表した(吉川2006;長松2006)。これらの研究成果は、今後なされる長期パネル調査の分析にあたって、ひとつの分析枠組を提供するものと位置づけられる。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 「パネルデータ」を考える2006

    • 著者名/発表者名
      吉川 徹, 長瀬伸子, 樋口美雄, 大竹文雄
    • 雑誌名

      日本労働研究雑誌 551

      ページ: 71-85

  • [雑誌論文] 仕事の自律性からみた雇用関係の変化2006

    • 著者名/発表者名
      長松 奈美江
    • 雑誌名

      社会学評論 57巻3号

      ページ: 476-492

  • [図書] リーディングス 日本の教育と社会 学歴社会・受験競争2007

    • 著者名/発表者名
      本田由紀, 平沢和司, 吉川徹ほか
    • 総ページ数
      391
    • 出版者
      日本図書センター
  • [図書] 学歴と格差・不平等-成熟する日本型学歴社会2006

    • 著者名/発表者名
      吉川 徹
    • 総ページ数
      273
    • 出版者
      東京大学出版社

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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