研究課題/領域番号 |
16206061
|
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
両角 光男 熊本大学, 工学部, 教授 (50040449)
|
研究分担者 |
位寄 和久 熊本大学, 大学院自然科学研究科, 教授 (00244103)
本間 里見 熊本大学, 大学教育機能開発研究センター, 助教授 (60284741)
伊藤 重剛 熊本大学, 大学院自然科学研究科, 教授 (50159878)
村上 祐治 九州東海大学, 工学部, 助教授 (60389525)
大西 康伸 熊本大学, 大学院自然科学研究科, 助手 (20381006)
|
キーワード | 設計教育 / 情報共有 / 授業プログラム / Web技術 / デジタル画像アーカイブ / ハイブリッドラーニング / 授業支援 / 建築教育 |
研究概要 |
1.スクリーンに投影したPC画面上でスタイラスペンを使ってマウスカーソルを操作する機能を備えたプロジェクターを導入すると共に、画面上でスタイラスペンを使った画面書き込みや、画面切り替え、ズームやパン等の画面操作ができるようにDPBのプレゼンテーション機能を拡充した。 2.教材用画像管理Digital Archiveについて、複数のPC間でデータベースを共有管理する機能を付加した。また画像に登録したタグとその関連語データベースを構築し、170種類のタグづけをするだけで約2500語のフリーワードを使って画像検索できるよう操作性を改善した。 3.敷地調査で撮影した画像を地図に対応つけて管理するDigital Archiveにういて、ネット業者が無償提供する地球地図及び衛星画像システム(G0091e Map)を利用できるようシステムを再構築した(MRI)。またWeb3D技術を使って3次元都市モデルと対応づけて画像を検索表示するシステムも試作した。 4.上記3システムを演習授業で試験運用しその有効性を確認した。特にMRIを利用した敷地調査の授業においてはSWOT分析の手法とカードブレーンストーミングを組み合わせたる授業を試行し、授業前後に作成し同一内容のレポートに対する記述の比較を通して、学生一人一人の思考の広がりや深化を確かめた。 5.デザインシミュレーション授業で各種のシステムを試験運用すると共に、構造力学や構造計画の講義内容を復習する授業プログラムを試行した。構造解析ツールの理解に時間を要したのをけじめ、学部3年前期では構造力学の応用力を期待することに限界かおること、当初想定した包括的学習プログラムは4年次あるいは大学院教育など、高学年での試行すべきことなどが反省事項として明らかになった。
|