研究課題/領域番号 |
16320081
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
研究機関 | 島根県立大学 |
研究代表者 |
井上 治 島根県立大学, 総合政策学部, 助教授 (70287944)
|
研究分担者 |
小松 久男 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (30138622)
栗林 均 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (30153381)
宇野 伸浩 広島修道大学, 人間環境学部, 教授 (60310851)
藤代 節 神戸市看護大学, 看護学部, 助教授 (30249940)
柳澤 明 早稲田大学, 文学部, 助教授 (50220182)
|
キーワード | 中央アジア / モンゴル / ペルシア / シベリア / 満洲 / チベット / 朝鮮 / 異文化接触・文化変容 |
研究概要 |
平成16年6月5日、全体集会を開催(於早稲田大学文学部)、研究代表者による本課題の趣旨説明と、研究分担者のテーマの確定、該年度の活動計画を決定した。井上は、本課題に深く関連する文献2種の入手に成功し、その一つについて書評を発表、もう一方について分析を進めている。小松は、現代中央アジアの政治・経済に関する共著などを上梓した。栗林は、蒙漢対訳文献に見えるモンゴル語の動詞過去形語尾を表す漢字に関する論文を発表。宇野は、共著を上梓、さらにペルシア語文献『集史』の研究の現状と課題を国際学会で報告した。藤代は、ヤクート語英雄叙事詩に見えるサイズの表現に関する論文などを発表した。柳澤は、故宮博物院蔵の満漢合璧『鳥譜』に関する論文などを発表した。諏訪は、海外研究協力者グレイバーンと、シベリアとくにトゥバの物質文化や音楽文化の研究について協議し、有益な助言をうけ、現在は次年度の現地調査のための準備を進めている。坂井は、テュルク英雄叙事詩を通じて語り継がれる記憶に関する論文とカザフ文学史を概論した著書を上梓した。石川は、本課題でパリとロンドンに出張して調査したチベット語敦煌文書に関する研究報告を行った。森平は高麗が元に派遣した使者に関する論文を発表するとともに、本課題でソウルに出張し関連の文献を調査した。平成17年3月20日、全体集会を開催(於早稲田大学文学部)、研究代表者が今年度の本課題の研究実績と来年度の活動計画を報告し、出席の研究分担者が各自今年度の実績を報告し来年度の活動予定を明らかにした。また、今年度本課題で海外調査を行った石川と森平が成果報告(森平は欠席のためペーパーを提出)を行った。さらに、海外研究協力者ハブノヴァの研究補佐の目的で、大阪外国語大学非常勤講師藤井麻湖をエリスタに派遣したので、この集会においてその成果報告を受けた。
|