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2005 年度 実績報告書

植物の光シグナル伝達因子の同定とシグナル伝達ネットワークの解析

研究課題

研究課題/領域番号 16380071
研究機関神戸大学

研究代表者

山形 裕士  神戸大学, 農学部, 教授 (00159203)

研究分担者 金丸 研吾  神戸大学, 農学部, 助教授 (90260025)
キーワード光シグナル伝達 / フィトクローム / ヘテロ三量体Gタンパク質 / cGMP / ELIP / 紫外光応答性遺伝子 / 遺伝子発現調節
研究概要

植物の光応答性遺伝子の発現を調節する光シグナル伝達機構に関し、以下の研究を行い新たな知見を得た。
1.フィトクロームシグナル伝達の特定経路変異株の単離と解析
前年度までに単離したPhy Aシグナル伝達特異的な変異株について戻し交配を進行中である。
2.三量体Gタンパク質αサブユニット(Gα)と相互作用するタンパク質の同定
前年度に酵母two hybrid systemによりシロイヌナズナのGα(GPA1)のエフェクター候補として単離したGIPI(GPA1 interacting protein1)が不完全長であったため、全長クローンを単離するとともに可溶性タンパク質として大腸菌に大量発現させることに成功した。Gαについても大腸菌での発現法を改良した。現在、GPA1の活性型とGIP1との相互作用を種々の方法で解析中である。
3.cGMPによって発現が調節される遺伝子の網羅的解析とプロモーター解析
シロイヌナズナT87細胞を用いたDNAマイクロアレイ法による解析の結果、多くの遺伝子の発現がcGMPで誘導されたが、cAMPでは誘導されなかった。また、cGMPで発現が誘導された多くの遺伝子がNOによっても誘導されることを見出した。また、一過的遺伝子発現解析システムを用い、いくつかの遺伝子のプロモーターがNO応答能をもつことを明らかにした。
4.紫外光によって発現が調節される遺伝子のプロモーター解析
ダイズELIP遺伝子のプロモーター解析の結果、BoxII様配列とG-boxの組み合わせが青色光/UV-A応答に必要かつ十分であることを明らかにした。また、これらの配列に核蛋白質が結合することを示した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 大豆フラボノイド合成系酵素遺伝子のcGMPによる発現調節機構の解析2005

    • 著者名/発表者名
      吹田 憲治
    • 雑誌名

      大豆たん白質研究 第8巻

      ページ: 30-34

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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