研究課題/領域番号 |
16380145
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
両角 和夫 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (30312622)
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研究分担者 |
工藤 昭彦 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (00073966)
大鎌 邦雄 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (40292255)
市田 知子 農林水産政策研究所, 評価・食料政策部, 室長 (00356304)
橋詰 登 農林水産政策研究所, 地域振興政策部, 主任研究官 (00356312)
西澤 栄一郎 法政大学, 経済学部, 助教授 (30328900)
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キーワード | 人口減少 / 農業・農村社会 / グリーンツーリズム / 地域活性化 / リーダプラス / ドイツ / 自然減 |
研究概要 |
今後、急速な人口減少時代を迎えるなかで、農業・農村社会はその持続性を確保するために、新たな安定的な状態に向けて、如何に効率的に対処し、再編しうるのか。本研究の課題はそのための分析・検討を行うことにしている。このため、第1年度(平成16年度)においては、我が国の人口の今後の展望とそれが社会に及ぼす影響、および農業・農村社会の今後のイメージを如何に作るかを検討した。第2年度に当たる今年度は、東北地方を対象に、(1)2020年までの農業、農村人口の推計を行い、(2)各市町村における人口減少の要因、それへの市町村の対処の仕方を分析し、さらに、(3)最近5カ年間で「自然減」が見られる一方で「社会増」が見られる市町村を対象(岩手県、山形県および宮城県)に現地実態調査を行った。また、(4)今後の、農業・農村のあり方を検討する上での参考にするため、グリーンツーリズムその他地域活性化の取り組みで全国的に注目される岩手県遠野市を対象に調査を行った。この他、海外における農業・農村の人口減少の実態と市町村レベルでの対応の実態を探るため、EUでの農村再編・活性化対策として注目される「LEADER+」(リーダープラス)の事例に関して、この取り組みに最も熱心な国の一つであり、かつ日本の農業・農村事情と共通点の多いドイツにおいて事例調査を実施した。そして、これらの調査を踏まえて、年度内に3回の検討委員会を開催し、中間報告のとりまとめ、最終年度の成果の取りまとめ方針の検討を行った。
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