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2004 年度 実績報告書

「情報学的なものの見方・考え方」を育てる小学校新教科のカリキュラムと教科書の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16500584
研究機関静岡大学

研究代表者

堀田 龍也  静岡大学, 情報学部, 助教授 (50247508)

研究分担者 村松 浩幸  三重大学, 教育学部, 助教授 (80378281)
キーワード情報教育 / 新教科設立 / カリキュラム開発 / コンピュータ・リテラシー / プレゼンテーション / 情報モラル / メディア・リテラシー
研究概要

本研究では,進展する情報社会に向けた「情報学的なものの見方・考え方」を育てることを目的とした,小学校新教科のカリキュラムを開発し,普及のために教科書の形態に表現することが目標である。
具体的には,2年間の研究期間内に,以下の3点について明らかにする。
(1)小学校段階での情報教育カリキュラムについて調査し,情報学的な視点で分類・整理し,系統性を確保する。また,日本の学習指導要領において,各教科の学習内容としてどのようにこれらが実施されているかを分析し,過不足について指摘する。
(2)小学校新教科「情報科」の教育内容を,発達段階を考慮しながら決定する。これを小学校3〜6年に配置するために,学習指導要領の形式にならって記述する。
(3)このカリキュラムの一部を具体的な教科書のモデルとして表現する。
平成16年度は,情報教育に取り組む国内の先駆的実践者をチームとして組織し,学習指導要領の形式で標準カリキュラムを開発する。その際,学校現場の教員の実践知を抽象化するために,まずは教科書を想定した単元開発を行った。これらの単元の学習目標を列挙し,その関係性を明確にすることによって学習指導要領の形式に抽象化していく方法を採った。その結果,以下の4カテゴリからなる観点が見出された。
A)情報技術・情報社会の発展と期待される資質の観点
(コンピュータ・リテラシー,プレゼンテーション,情報モラル,メディア・リテラシー)
B)他教科との重なりや連携の観点(国語,社会,理科,算数,図工)
C)中学・幼児との連続性の観点
D)教師の力量・研修・体制の現実性の観点(初期指導,学校カリキュラム,教師の力量向上)

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 参加型・異業種交流・相互評価の3つのコンセプトによるIT活用指導力に関する初等中等教育向け民間教員研修プログラムの開発と評価2004

    • 著者名/発表者名
      堀田龍也
    • 雑誌名

      日本教育工学会論文誌 28(Suppl)

      ページ: 129-132

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Development and Evaluation of Japanese Keyboarding Training and Certification System for Elementary Children2004

    • 著者名/発表者名
      Tatsuya HORITA
    • 雑誌名

      Proceedings of ED-MEDIA 2004 2004

      ページ: 4544-4559

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 中学校技術科「情報とコンピュータ」の実態調査と実践上の課題2004

    • 著者名/発表者名
      村松浩幸
    • 雑誌名

      情報処理学会情報教育シンポジウム 2004

      ページ: 1-6

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 情報社会に必要な新しいリテラシー-「メディアとのつきあい方学習」の提案-2004

    • 著者名/発表者名
      堀田龍也
    • 雑誌名

      日本教育情報学会年会論文集 20

      ページ: 16-17

  • [図書] メディアとのつきあい方学習2004

    • 著者名/発表者名
      堀田龍也
    • 総ページ数
      250
    • 出版者
      ジャストシステム
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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