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2005 年度 実績報告書

第二言語における発音習得プロセスの実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16520357
研究機関早稲田大学

研究代表者

戸田 貴子  早稲田大学, 大学院・日本語教育研究科, 助教授 (30292486)

研究分担者 木下 直子  明海大学, 総合教育センター, 専任講師 (40364715)
シェパード クリス  国際基督教大学, 教養学部, 専任講師 (60350386)
キーワード言語学 / 日本語教育
研究概要

2005年度は、まず、2004年度に作成した発音タスクの録音データを用いて、評価用CR-ROMを作成し、PC上で日本語母語話者による評価(本調査)を行った。臨界期を過ぎてから外国語学習を開始した場合、発音の習得は大変困難で母語のアクセントが残ってしまうと考えられているが、本調査の結果、確かに年齢要因は発音の習得度に影響を与えるが、臨界期を過ぎてから学習を開始したにも関わらず、ネイティブレベルの発音習得を達成した学習者が複数存在することが確認された。アンケートの分析結果により、発音習得度の高い学習者の共通性(例:モデル聴取型ストラテジーの使用)が明らかになった。さらに、戸田がネイティブレベルの発音習得を達成した学習者に個別インタビューを行ったところ、彼らが積極的にシャドウイング等の発音学習方法を用いて学習を行っていることがわかった。このようなストラテジーは、教育活動においても取り入れることができると考えられる。しかし、時間の関係上、当初予定していた学習スタイル調査および教育効果検証を行うことができなかった。
本研究の成果は国内外の学会・研究会で発表した。現在、研究成果報告書を作成中であり、6月までに印刷し、言語教育関係者に配布する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 発音が上手になる学習者の特徴について2005

    • 著者名/発表者名
      木下直子, 戸田貴子
    • 雑誌名

      早稲田大学日本語教育研究 第7号

      ページ: 153-163

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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