| 研究分担者 |
木原 溥幸 徳島文理大学, 文学部, 教授 (60035889)
加藤 優 徳島文理大学, 文学部, 教授 (20309694)
古田 昇 徳島文理大学, 文学部, 教授 (30299333)
青木 毅 徳島文理大学, 文学部, 助教授 (70258317)
青野 春水 広島大学, 教育学部, 名誉教授 (20044068)
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| 研究概要 |
本研究は、広島県尾道市に所在する真言宗醍醐派西國寺が所蔵する聖教・典籍・古文書を中心とした所蔵文化財の全貌を明らかにして、由緒ある西國寺の歴史と文化の本格的な解明を行うとともに、資料の整理・保存までも視野に入れて後世への文化財の保存継承にも資することを目的としている。
本年度は、3年計画の2年次目にあたる。当初見込んだ2万点を超える西國寺所蔵文化財の全貌解明に向けての確認調査(資料調書作成・写真撮影)、調査済み資料のデータ化とそのデータと原資料の照合等を実施した。
現地調査は、2月28日〜3月2日、3月22日〜3月27日など計10日間、研究分担者7名と調査協力員2名等によって進めた。この度は、典籍1,150点の調書作成と945点の写真撮影、これまでに調査した資料のデータ化2,375点、データ化したものと原資料との照合1,643点、個々の資料の資料番号を確定して各資料へのラベル貼付(資料整理)1,556点などの作業を進めた。また、境内の地形調査、石造物調査も実施した。
因みに、これまでに調査確認した資料点数(データ化した資料点数)は、聖教6,965点(2,880点)、典籍2,724点(1,760点)、近世・近代資料171点(171点)、合計9,860点(4,811点)となっている。また、資料整理作業の完了したものは5,119点である。
本年度は、調査研究成果として『西國寺調査研究報告書第2号』を刊行し、典籍375点のデータ掲載をした。また、次年度に向けて『西國寺調査研究報告書第3号』『西國寺調査研究報告書第4号』の刊行準備を進めた。第3号では近世・近代資料171点のデータと7点の全文、地形・石造物・建造物の調査研究成果の掲載、第4号では聖教1,097点のデータ掲載を予定している。
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