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2006 年度 実績報告書

ミナミヤモリ種群における核型変異と性染色体の分化

研究課題

研究課題/領域番号 16570085
研究機関東邦大学

研究代表者

河野 晴一  東邦大学, 理学部, 教授 (70057644)

研究分担者 久保田 宗一郎  東邦大学, 理学部, 助教授 (30277347)
太田 英利  琉球大学, 熱帯生物圏研究センター, 教授 (10201972)
キーワードミナミヤモリ / 性染色体 / 核型変異 / 染色体多型 / rDNA
研究概要

これまでの成果を、2006年11月23,24日に千葉大学で開催された染色体学会2006年度年会において「ナミヤモリ(Gekko hokouensis)種群における染色体変異(第3報)」のタイトルで発表した。著者(発表者)は、芝池由樹他である。
細胞遺伝学的手法により(河野担当)、先島諸島に生息するこの種群の雌の動物が第4染色体対に腕内逆位を持ち、Gバンド分析により異形性(ZZ/ZW型性染色体対)が観察されることが明らかになった。沖縄島、北琉球に生息する個体群の短腕を持って異形対となった性染色体(ZZ/ZW)とは別の性染色体が南琉球に分化していることが明らかになった。また、タワヤモリ、ヤクヤモリ並びにタカラヤモリの核型は台湾産のミナミヤモリの核型と、ニシヤモリの核型は中国大陸産のG.hokouensisのそれと同じであり、アマミヤモリの核型はオキナワヤモリのそれと同じで、本邦並びに近隣のGekko属が大別して6種の核型よりなることが判明した。
FISH解析他(久保田担当)については、18S rDNAのマッピングに続いて、5S rDNAの座が8番染色体(端部動原体型染色体)にあることを確認した。
新たに、ミナミヤモリ種群の近縁種である長崎県平戸産のニシヤモリ(♀3、♂3)、岡山県北木島産のタワヤモリ(♀3、♂2)、トカラ列島小宝島産のアマミヤモリ(♀2、♂2)、宝島産タカラヤモリ(♀2)を採集し、培養に供した。これらの採集は、いずれも太田により行われた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] ミナミヤモリ種群における染色体変異(第3報)2007

    • 著者名/発表者名
      芝池由樹
    • 雑誌名

      Chromosome Science (印刷中)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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