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2004 年度 実績報告書

窩洞形成時疼痛の中枢抑制機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16591912
研究機関岡山大学

研究代表者

田代 陽子  岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (20362981)

研究分担者 伊澤 俊次  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (20273998)
鳥井 康弘  岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 教授 (10188831)
高畑 安光  岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (10362980)
吉山 昌宏  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10201071)
キーワード孤束核 / 最後野 / ドーパミン受容体mRNA / ドーパミン受容体 / RT-PCR / 免疫染色 / ラット
研究概要

【RT-PCR実験】
7週齢、雄のS.D.ラットを用い延髄の前額断スライスから孤束核、最後野を摘出し、各々RNAの抽出を行った。各々の精製RNAについて逆転写反応を行い、標的プライマー(ドーパミン受容体サブタイプD1からD5に対する)を用いて、逆転写産物のPCRをプログラムテンプコントロールシステムPC-808を用いて行った。そのPCR産物を2%エチジウムブロマイド含有アガロースゲルで電気泳動を行い、摘出した延髄孤束核と最後野に発現するドーパミン受容体遺伝子(mRNA)の分析同定を行った。その結果ラット延髄孤束核にドーパミン受容体サブタイプD2 mRNAが、ラット延髄最後野にD2およびD5 mRNAの存在が明らかになった。
【免疫染色実験】
このRT-PCR実験結果を踏まえて、延髄孤束核および最後野に発現するドーパミン受容体タンパク質の局在を調べた。すなわち孤束核および最後野を含む延髄凍結切片を作製しその切片を用いて、先のRT-PCR実験で延髄孤束核および最後野にm-RNAの存在・発現が明らかになったドーパミン受容体サブタイプD2あるいはD5に対する抗体を用いて免疫染色を行った。免疫染色には、VECTASTAIN Elite ABC KIT(Vector Laboratories, USA)を用い、発色基質にはDAB(3,3'-diaminobenzidine)を用い対比染色はマイヤーのヘマトキシリンにて行い、光学顕微鏡下で観察した。その結果、孤束核にドーパミン受容体サブタイプD2の、最後野にドーパミン受容体サブタイプD2,D5の存在が明らかになった。次年度は、今年度の結果を踏まえて、in situ hybridization法を用いて、ドーパミン受容体サブタイプmRNAの局在発現を形態学的に分析する予定である。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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