研究課題/領域番号 |
16592226
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
北 素子 東京女子医科大学, 看護学部, 助手 (80349779)
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研究分担者 |
水野 敏子 東京女子医科大学, 看護学部, 教授 (10153305)
伊藤 景一 東京女子医科大学, 看護学部, 助教授 (00191883)
小長谷 百絵 東京女子医科大学, 看護学部, 助教授 (10269293)
會田 信子 東京女子医科大学, 看護学部, 講師 (80291863)
浅川 典子 東京女子医科大学, 看護学部, 講師 (00310251)
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キーワード | 在宅介護 / 高齢者 / 介護家族 / 尺度開発 / グラウンデッド・セオリー法 |
研究概要 |
1.研究目的 本研究は3年間の研究期間に一連の行程を経て、要介護高齢者家族に対する支援のアウトカムを評価するために、在宅介護しながらの家族生活の安定状況を測定する尺度の開発を目的とする。その内、本年度は要介護高齢者を在宅介護しながらの家族生活の安定構造を質的帰納的に明らかにし、尺度原案作成のための基礎資料を得ることを目的とした。 2.研究方法 社会学領域で開発された研究方法のひとつで、今日看護学領域でも多く用いられているグラウンデッド・セオリー法による、質的帰納的研究デザインをとった。グラウンデッド・セオリー法は、質的記述的データから、特定領域における現象の構造化を目指す研究手法であり、この手法を用いることにより、要介護高齢者を在宅介護しながらの家族生活の安定構造を明確化し、尺度原案作成のための基礎資料を得ることを目指す。 3.研究の経緯(10月26日現在) 要介護高齢者が在宅療養する家族を、1大学病院在宅医療支援・推進部より紹介を受けた。対象となった家族は合計8家族であった。 各家族より、家族全体の状況が見渡せている成員1名以上に半構成的面接を行い、その内容をデータとした。また、8家族に行った面接中、4家族については家庭訪問にて行い、在宅介護状況を参加観察した。この参加観察の内容についてもフィールドノートに記載し、データとした。 4.今後の方向性 平成17年4月より追加的にデータ収集を行うとともに、分析を進め、要介護高齢者を在宅介護しながらの家族生活の安定構造を明らかにする予定である。また、その結果と文献検討により、演繹的・帰納的に尺度原案の作成に取りかかる。
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