研究課題/領域番号 |
16650216
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
野嶋 栄一郎 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20000086)
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研究分担者 |
西村 昭治 早稲田大学, 人間科学学術院, 助教授 (30207493)
向後 千春 早稲田大学, 人間科学学術院, 助教授 (00186610)
浅田 匡 早稲田大学, 人間科学学術院, 助教授 (00184143)
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キーワード | e-learning / Web型教材 / WEB型教材を付加した授業 / 実践と評価 / 形成的評価 / タスクアナリシス |
研究概要 |
本年は通学制の学部における実験実習の授業と早稲田大学人間科学部のeスクールの授業との合流を試みた。我々のeスクールは通学制のカリキュラムと並立する形で設置している。すなわち、通学制の学生に提供する授業と通信制の学生に提供する授業は出来る限り、同質の授業であることが前提となっている。従って二つの授業は工夫次第で互いに相互乗り入れし、単独の授業であるよりも、より効果的な授業に変えられる可能性がある。そこで、実験調査研究法という半期2コマ連続,計15回の授業にこのことを試みた。 この授業は態度測定という尺度構成すなわち質問紙の作成が中心テーマとなる。この作業は授業に参加する学生たちが互いに討論を繰り返しながら目的の尺度を作成することになる。ところで、通信制の学生にとって、このような討論の場を確保することは現在の技術的環境においては至難の業である。従って、通信制の学生は、直接討論の場には参加できないが、討論の結果としての産物を手に入れ、それに対し、その産物の出来栄えを吟味・評価し改善すべき点を提案することは十分に可能である。通学制の学生にとって、この通信制の学生から返ってくる情報の価値は大きい。通信制の学生は、社会人であるので社会的な事象の中にどっぷり浸かっており、高度な発達した常識のもとでテスト項目の吟味・改定をしたり、テスト項目の表現を更に妥当なものにするうえで、非常に優れた作業を残した。基本的にこのような相互作用は、互いに足りないものを補いながら、結果的に双方の協力の下で、より高いレベルでの尺度を完成させることに成功した。
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