1)Yagelらの方法に従って、妊娠初期絨毛を人工妊娠中絶時にインフォームドコンセント取得後採取し実験材料とし、妊娠初期絨毛培養細胞を作製した。 2)作製した培養細胞はサイトケラチン8/18、hPLで陽性染色されたことよりextra villoustrophoblastの性格を持つことが判明した。 3)妊娠初期絨毛培養細胞にIGF-Iを添加し、免疫沈降した結果、FAK、paxillinのリン酸化が時間依存性およびIGF-Iの濃度依存性に増加した。 4)cell culture insertを用いたmigration assayを使用し、妊娠初期絨毛培養細胞移動能をみた結果IGF-I添加により濃度依存性に細胞移動能が増加した。
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