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2021 年度 研究成果報告書

科学をめぐる専門的判断の不定性に関する実証的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16H01820
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 科学社会学・科学技術史
研究機関東北大学

研究代表者

本堂 毅  東北大学, 理学研究科, 准教授 (60261575)

研究分担者 平田 光司  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 加速器研究施設, 特別教授 (90173236)
尾内 隆之  流通経済大学, 法学部, 教授 (40460026)
米村 滋人  東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (40419990)
鈴木 舞  東京大学, 地震研究所, 特任研究員 (70761633)
渡辺 千原  立命館大学, 法学部, 教授 (50309085)
吉澤 剛  公益財団法人未来工学研究所, 研究センター, 研究員 (10526677)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードSTS / 不定性 / 専門知
研究成果の概要

現代社会は個人レベルでも社会のレベルでも,その意思決定に科学的知見が必要になる場合が少なくありません.しかし科学的知見には,それだけでは意思決定を決めることができない性質が,様々なレベルで存在します.それは旧来の科学的不確実性ばかりではなく,何が重要かという価値判断に関わる事柄もあり,社会的対立の原因ともなっています.私たちは,この不定性を前提とした社会的議論や意思決定のあり方について,新しい裁判方式についての国際研究や,不定性への理解を深める教育カリキュラムの実践研究などを行い,建設的議論が成り立つための制度設計の条件や,教育のあり方などを明らかにしました.

自由記述の分野

科学技術社会論,統計物理学,臨床環境医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々の研究により,科学と社会の狭間で生まれる「科学的不定性」の様々な階層を概念的に整理することができました.その概念は,新型コロナウイルスのまん延に伴って生じた「専門的判断」をめぐる具体的問題に応用されて法学や科学技術社会論の論文として発表されました.その結果,法学的議論等が具体的に整理・促進された事実は,私たちがこれまで明らかにしてきた科学的不定性への理解が正しかったことを示していると考えられます.

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公開日: 2023-01-30  

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