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2019 年度 研究成果報告書

高頻度広視野観測でつなぐ大質量星最期の姿と超新星爆発

研究課題

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研究課題/領域番号 16H02158
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 天文学
研究機関東京大学

研究代表者

諸隈 智貴  東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (10594674)

研究分担者 冨永 望  甲南大学, 理工学部, 教授 (00550279)
板 由房  東北大学, 理学研究科, 助教 (30392814)
酒向 重行  東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (90533563)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード広視野探査観測 / 可視光 / 超新星爆発 / 短時間変動 / 変光星
研究成果の概要

本研究及び他の関連研究において, 視野20平方度を持つ口径1.05m木曽シュミット望遠鏡用広視野CMOSセンサカメラTomo-e Gozenを2019年4月に完成させた.空の広い領域を効率よく掃天観測し,さらに得られる大量のデータ(数TB/晩)を即時処理するシステムを構築し,2019年10月に本格的な突発天体高頻度探査観測を開始した.2020年1月以降,世界的にもユニークな30分間隔での広視野突発天体探査観測を行う観測戦略とし,爆発初期と考えられる超新星爆発の密なデータ取得に成功した.

自由記述の分野

突発天体の観測的研究

研究成果の学術的意義や社会的意義

Tomo-e Gozenは世界で初めてのCMOSセンサを用いた広視野撮像観測装置であり,これを用いた高効率な高頻度突発天体探査観測はユニークである.特に2020年1月より開始した時間間隔30分の探査観測は,早期超新星の検出期待値は小さいものの,ひとたび検出されれば非常に価値の高いデータとなり,すでにそのような天体の検出に成功しつつある.これらのデータ及び我々自身の理論モデル,そして変光星観測データの多方面から超新星爆発を起こす星の親星の性質に迫る研究であった.
ベテルギウス他の超新星爆発を起こすと考えられている星は社会的にもニュースに頻出する天体であり,本研究は関係の深い研究である.

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公開日: 2021-02-19  

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