研究課題
基盤研究(A)
国立天文台の188cm反射望遠鏡を自律的なロボット望遠鏡に進化させることに成功し、G型巨星における大規模な系外惑星探査を5年にわたり継続することができた。その結果、本研究申請時までに24個の惑星質量候補天体と6個の褐色矮星質量天体の検出を達成していたが、本研究終了時までに15個の惑星質量候補天体の検出を新たに加えることができた。新規の褐色矮星質量候補天体の追加はなかった。全体では39の惑星質量候補天体と6の褐色矮星質量候補天体に至った。
天文学
独自のロボット望遠鏡システムを開発することで巨星における太陽系外惑星の探索を大規模に進め、世界的に見ても有意な数の惑星質量候補天体の検出を達成した。系外惑星の存在そのものやその一般性や特殊性を明らかにすることで、宇宙や宇宙の中の地球の存在というものについて身近に感じ考える機会を社会に提供した。