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2021 年度 研究成果報告書

ダストフラックス長期変動に寄与する人為的影響の定量的評価

研究課題

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研究課題/領域番号 16H02712
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 地理学
研究機関九州大学

研究代表者

鹿島 薫  九州大学, 理学研究院, 准教授 (90192533)

研究分担者 篠田 雅人  名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (30211957)
黒崎 泰典  鳥取大学, 乾燥地研究センター, 教授 (40420202)
紺谷 亮一  ノートルダム清心女子大学, 文学部, 教授 (50441473)
早川 裕弌  北海道大学, 地球環境科学研究院, 准教授 (70549443)
高村 弘毅  立正大学, 地球環境科学部, 名誉教授 (80062826)
宮本 一夫  九州大学, 人文科学研究院, 教授 (60174207)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード地球規模水環境変動 / 地球温暖化 / 半乾燥地域 / 砂漠化 / ダストフラックス / 古環境 / 遺跡立地 / 完新世
研究成果の概要

半乾燥地域における過去4500年間にわたる生態系の非可逆的な破壊について、自然環境の背景や、人間活動の程度が異なる半球・大陸の異なる4地域で比較検討を行った。泥炭や年縞湖沼堆積物、精密地形測量および気象観測からの検討に加えて、考古発掘によって得られた新知見をそろえ、気候変動と人間活動の相互関係に関しての考察を行った。
化石周氷河地形高精度観測、洪水破堤堆積物の編年と分布形態の解明、永久凍土融解に伴う湖沼形成が複数回繰り返されたことの実証、オアシス湖底下の地下水湧水地点周辺における集中的なボーリング掘削調査による地下水変動解明など、半乾燥地域特有の地形・環境を利用した高精度環境復元を実施した。

自由記述の分野

自然地理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

大規模な風成ダストの増加は、広域に生態系のレジームシフト(生態系の非可逆的変化)を引き起こしてきた。本研究では過去4500年間における歴史的な変動を明らかにし、同時に実施した考古調査と対比検討した。ここでは、半乾燥地域特有の地形に注目し、河川の破堤堆積場、永久凍土融解に伴う湖沼、オアシス湖沼水面下の湧水スポットなど、これまで研究対象として扱われることの少なかった新たな研究対象地の提示を行った。これにより、気象観測で推定できるダスト沈着量と、堆積層などから見積もられたダストフラックス変動、考古発掘など人間活動に由来する変動を比較することができると期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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