空間の制約を超えて共同作業を行うことへの支援は多くの波及効果を生む重要な社会基盤技術である。従来からテレプレゼンス・テレイグジスタンスという名称で主に遠隔ロボットと人間の接続に関して多くの研究が行われてきた。本課題ではこれに加えて、人間が他の人間と状況や感覚を共有し遠隔共同作業を行うための基盤技術、人間=人間接続型テレプレゼンスを確立する。具体的には、熟練者が現場の作業員と状況を共有し現場の状況を把握して作業教示 を行う、トップアスリートの運動技能など通常の人間が体験できないような特殊体験を没入的に共有する、自己の姿を外部から観測する体外離脱視点を提供し技能習得を促進する、などの研究を行った。
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