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2018 年度 研究成果報告書

エネルギー代謝を活性化する抗肥満機能性食品創出のための研究開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16H03035
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 食生活学
研究機関旭川医科大学 (2017-2018)
金沢大学 (2016)

研究代表者

太田 嗣人  旭川医科大学, 医学部, 教授 (60397213)

研究協力者 長田 直人  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード肥満 / 褐色脂肪組織 / 炎症 / 脂肪肝 / インスリン抵抗性 / エネルギー代謝 / 腸内細菌 / 機能性食品
研究成果の概要

本研究の目的は、アブラナ科野菜に含まれるスルフォラファン配糖体(SGS)による肥満関連疾患の予防改善効果を明らかにすることである。
野生型およびストレス応答転写因子Nrf2欠損マウスに高脂肪食、またはSGSを混ぜた高脂肪食を与え、体重や代謝表現型を比較検討したした。野生型マウスでみられたSGS投与による肥満抑制、内臓脂肪や脂肪肝の減少、血糖値の低下は、Nrf2欠損マウスではみられず、抗肥満・抗糖尿病効果、エネルギー消費の増大がNrf2欠損マウスではほぼ完全に消失していた。スルフォラファンによるNrf2活性化が抗肥満や生活習慣病の予防に有効な可能性がある。

自由記述の分野

内分泌代謝学、栄養学

研究成果の学術的意義や社会的意義

既存の抗肥満薬は、食欲抑制や消化管の脂肪吸収阻害等、エネルギー摂取を低下させる作用が主であり、抑うつや下痢等の副作用が少なくない。ゆえに現在、エネルギー消費を増大させ、肥満を抑制する新たな薬物や食品因子が求められている。
本研究では、ブロッコリーの新芽(スプラウト)に多く含まれるスルフォラファンの肥満抑制効果が得られた。スルフォラファンはブロッコリー由来の食品因子であり、長年の食経験からその安全性は極めて高いと考えられる。また、経口摂取によるNrf2活性化と抗酸化作用による細胞保護効果も期待できるため、特色のある機能性食品や創薬シードになり得る。

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公開日: 2020-03-30  

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