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2018 年度 研究成果報告書

19世紀の全国灯台気象観測記録にもとづく天気図と台風経路の復元

研究課題

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研究課題/領域番号 16H03116
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 地理学
研究機関成蹊大学

研究代表者

財城 真寿美  成蹊大学, 経済学部, 准教授 (50534054)

研究分担者 三上 岳彦  帝京大学, 文学部, 教授 (10114662)
久保田 尚之  北海道大学, 理学研究院, 特任准教授 (40359211)
塚原 東吾  神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (80266353)
平野 淳平  帝京大学, 文学部, 准教授 (80567503)
研究協力者 GROSSMAN Michael  
DEMAREE Gaston  
BEILLEVAIRE Patrick  
JONES Phil  
津村 建四朗  
饒村 曜  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード灯台気象観測記録 / 気候復元 / 台風 / 気象災害 / 19世紀 / データレスキュー
研究成果の概要

19世紀末の日本各地の灯台において行われていた気象観測の記録について,1878年1月から1882年12月までの,気温・気圧・風向風速・降水量などの数値データのデジタル化を実施した.補正均質化および品質管理の完了したデータは,日々の天気図作成に使用した.さらに,当時,日本に接近・上陸した台風の経路や強度の詳細な評価を行った.その結果,19~20世紀における日本への接近台風の事例は,1870-80年代,1970-1980年代,2000年代に少ない傾向にあることが分かった.

自由記述の分野

気候学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本課題で扱った19世紀末の日本各地の灯台における気象観測記録は,1877年(26灯台)に始まる.一方で,同年の気象官署は全国で3カ所しかなかった.その後,気象官署の数は増えたが,1880年時点でも8測候所に対して,灯台は35カ所あり,観測密度は灯台がまさっていた.本研究では気象庁による天気図作成開始までの7年間(1877~1882年)について,灯台気象観測記録のデジタル化を行い,毎日の天気図を復元した.これにより,19世紀末の日本付近の気圧場の変動特性に関して詳細な検討が可能となった.さらに,19世紀末に日本に上陸・接近した台風について,個々の事例を経路や強度について,詳細な考察を行った.

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公開日: 2020-03-30  

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