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2019 年度 研究成果報告書

骨格筋幹細胞の性差:エピジェネティクス制御機構の解明とサルコペニアへの応用

研究課題

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研究課題/領域番号 16H03205
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関順天堂大学

研究代表者

町田 修一  順天堂大学, スポーツ健康科学研究科, 教授 (40421226)

研究分担者 岡本 武志  東海大学, 健康学部, 講師 (80638320)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード筋サテライト細胞 / 筋分化 / 性差
研究成果の概要

加齢に伴い骨格筋の筋肉量および筋力は低下する。しかし、この加齢性筋肉減弱症(サルコペニア)の発症機序の詳細については十分に解明されていない。また、男性と女性には、思春期以降体格や身体組成のような外形的性差が存在し、高齢期においても歴然とし骨格筋量の差が存在する。骨格筋は本来、再生能力の高い組織と考えられている。しかし、加齢に伴い筋再生能は低下する。サルコペニア発症の要因のひとつとして、怪我等による筋損傷からの再生が補いきれないために顕在化するという考えがある。本研究では、高齢期骨格筋における量と質の性差について、骨格筋幹細胞である筋サテライト細胞に着目して検討した。

自由記述の分野

運動生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

サルコペニア発症の要因のひとつとして、怪我等による筋損傷からの再生が補いきれないために顕在化するという考えがある。特に、女性においては、性ホルモンのエストロゲン分泌が低下した閉経以降では顕著に筋再生能が失われる。本研究では、骨格筋幹細胞である筋サテライト細胞の筋分化能には性差が認められ、エストロゲンの影響を受けることを示唆した。骨格筋の幹細胞に関するこれまでの知見は、株化された筋芽細胞から得られた結果より推察されたことが多く見受けられた。しかし、本研究のように、性差の影響を細胞レベルで明らかにすることで、性別に応じたサルコペニア予防の介入方法を開発する上での有益な基礎資料になると思われる。

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公開日: 2021-02-19  

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