• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

家族と社会関係資本の相互作用が非認知的能力に与える影響:パネルデータの構築と利用

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16H03628
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 経済政策
研究機関西南学院大学

研究代表者

山村 英司  西南学院大学, 経済学部, 教授 (20368971)

研究分担者 筒井 義郎  甲南大学, 経済学部, 特任教授 (50163845)
浦川 邦夫  九州大学, 経済学研究院, 准教授 (90452482)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード人的資本 / 社会関係資本 / 非認知能力
研究成果の概要

本研究では、独自に質問票を作成し個人の小学生時代の状況などの過去の情報を得た。小学生時代に形成される対人能力や世界観が、成人後の主観的価値にどのように影響を与えたかについてさまざまな分析をおこなった。
例えば、小学生のころチームスポーツの経験がある人は、対人関係能力が高い上に、自由貿易を通じて得られる利益に肯定的な見解を持っている。小学1年生の頃に女性担任教師のもとで学んだ男子生徒は、成人すると企業の環境投資を重視するようになる。
小学生の頃に培った能力は、試験等によっては計測できないものがあり、それが現代社会を生きるうえで重要であることが明らかになった。

自由記述の分野

行動経済学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果から、小学生時代のスポーツ経験、担任教師の性別などがその後の人生観や経済行動に大きく影響することが明らかになった。従来の教育研究では、幼児教育と学力の関係や社会生活の充実度などへの知見があった。本研究ではより具体的に、具体的な貿易や環境、コミュニティ形成などに関する経済政策と教育政策が密接に関連していることが示された。経済政策と教育政策を連携させ、長期的に持続発展可能な社会を作ることが望まれる。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi