研究課題/領域番号 |
16H03967
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
末包 文彦 東北大学, ニュートリノ科学研究センター, 教授 (10196678)
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研究分担者 |
丸山 和純 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 准教授 (80375401)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | ニュートリノ実験 / ステライルニュートリノ / ニュートリノ振動 / 液体シンチレーター |
研究成果の概要 |
本研究でステライルニュートリノ(標準理論には含まれていない第4のニュートリノ)の検出器のR&Dを行なった.具体的には,液体シンチレーターの開発,検出器構造の概念設計及び各種テスト,信号検出用エレクトロニクスの準備などである.このR&Dの結果を利用してJSNS2実験のステライルニュートリノ検出器が制作され,2020年6月にJ-PARC研究所のMLF実験施設で実際のビームにより最初のデータ収集を行うことに成功した.
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自由記述の分野 |
素粒子実験
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究のニュートリノ検出器R&Dの結果を元にしてステライルニュートリノ検出器の制作が行われ,最初のデータ収集を行うことに成功した.今後高い信頼性でステライル ニュートリノ探索を行うことが可能となった. ステライルニュートリノは素粒子の標準理論には含まれていない,弱い相互作用を行わない第4のニュートリノである.もしステライルニュートリノが発見されれば,これまでの常識を覆す非常に大きな学術的インパクトを素粒子物理に与え,我々の自然に対する理解を深めることになる.
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