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2018 年度 研究成果報告書

コロネン熱分解による炭素ナノ薄膜の形成及びそのリチウムイオン電池への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 16H04523
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 構造・機能材料
研究機関国立研究開発法人物質・材料研究機構

研究代表者

熊倉 浩明  国立研究開発法人物質・材料研究機構, 機能性材料研究拠点, NIMS特別研究員 (90354307)

研究分担者 長谷川 明  国立研究開発法人物質・材料研究機構, 技術開発・共用部門, グループリーダー (20354326)
野村 晃敬  国立研究開発法人物質・材料研究機構, エネルギー・環境材料研究拠点, 研究員 (30746160)
北口 仁  国立研究開発法人物質・材料研究機構, 機能性材料研究拠点, 副拠点長 (60354304)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード熱分解 / 炭素コート / 放電容量 / エネルギー効率 / サイクル特性
研究成果の概要

Liイオン電池(LIB)に用いられるLiFePO4(LFP)電極材は、電気伝導度が低いという問題点があるが、炭素コートすることによってLFPの電気伝導度を大きく改善することができ、これは充・放電容量の向上に非常に有効である。このため、低コストで、かつ効率の良い簡便な炭素コート法の開発が非常に重要となる。我々はこのLFP電極粉末に、芳香族炭化水素の一種であるコロネン(C24H12)の熱分解を適用して炭素コートを行う新しい方法を開発した。本方法はLFP電極材に簡便に炭素コートできるプロセスであり、将来高性能なLIBを低コストで作製する実用的な手法になると期待できる。

自由記述の分野

工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

学術的に新しい炭素コート法の提案であり、a)導電性のあるsp2ボンドがsp3ボンドより多く生成、b)不純物が少なく均一な炭素コート層が可能、c)炭素コート厚の制御が可能、などの利点がある。他の炭素コート方法に比べて、簡便で低コストであり、さらに研究を進めて実用化できればリチウムイオン電池の低コスト化が実現して社会に役立つと期待できる。

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公開日: 2020-03-30  

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