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2018 年度 研究成果報告書

糸状菌におけるクロマチン修飾を介した病原遺伝子制御カスケードの包括的理解

研究課題

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研究課題/領域番号 16H04883
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 植物保護科学
研究機関神戸大学

研究代表者

中屋敷 均  神戸大学, 農学研究科, 教授 (50252804)

研究分担者 竹田 篤史  立命館大学, 生命科学部, 教授 (60560779)
研究協力者 Quyet Nguyen  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードいもち病菌 / エピジェネティクス / ヒストン修飾
研究成果の概要

いもち病菌のヒストンメチル基転移酵素の中で、最も感染に影響が大きなMoSET1遺伝子に注目し、そのシグナル伝達の上流および下流の因子の同定を試みた。その結果、細胞外のシグナル受容からの情報系で大きな役割を果たすMAPキナーゼの一種であるPmK1とMoSET1が直接相互作用することを見出した。また、MoSET1の下流の転写因子として約10個の遺伝子に着目して遺伝子破壊を行ったが、胞子および付着器形成に関与する遺伝子を同定した。

自由記述の分野

植物病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

イネ科植物いもち病菌は、我が国の稲作にとって最も重要な植物病原菌である。この菌は、感染の過程で細胞分化を行い付着器という特殊な細胞を形成し、植物へと侵入していく。この細胞分化にはクロマチン構造の変化が伴っていると想定されるが、本研究ではその変化に重要な役割を果たすMoSET1を中心として、そこに至るまでのシグナル伝達系、またそれに制御される下流遺伝子など、そのシグナルカスケードの一端を明らかにした。

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公開日: 2020-03-30  

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