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2019 年度 研究成果報告書

メチオニン代謝系による寿命制御機構

研究課題

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研究課題/領域番号 16H04898
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用微生物学
研究機関広島大学

研究代表者

水沼 正樹  広島大学, 統合生命科学研究科(先), 准教授 (10343295)

研究分担者 中の 三弥子  広島大学, 統合生命科学研究科(先), 准教授 (40397724)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード酵母 / メチオニン代謝 / 寿命制御 / シグナル伝達 / 液胞
研究成果の概要

老化・寿命制御機構の解明は、ヒトの老化を理解し、健康寿命 (日常生活に制限の無い期間) の延長を実現する上で極めて重要な課題である。我々は、出芽酵母を用いて野生株よりも顕著に長寿となる変異株の取得に成功した。そこで、この株を用いて新規寿命制御機構を明らかにすることを目的とした。その結果、メチオニン代謝産物が寿命延長に関わることを明らかにした。また、本長寿遺伝子は清酒酵母の醸造特性にも大きく影響することを発見し、その知見を利用した応用展開も目指した。

自由記述の分野

分子遺伝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で見いだされたメチオニン、さらにそれを用いて細胞内で合成される生体内物質S-アデノシルメチオニン(SAM)は現在、老化防止、健康長寿を促進する機能性成分として医薬のみならず食品分野(酒粕に多く含まれる)でも、大きな注目を集めている。今後の詳細な解析により、ヒト寿命決定メカニズム及びその延長方策に関して、核心となる新知見が得られるものと予想される。寿命を決定・制御する分子機構の解明は、老化・寿命制御機構の理解のみならず、老化に伴う疾患(生活習慣病)の予防にも貢献することが期待されるため、社会的要請も高い。

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公開日: 2021-02-19  

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