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2018 年度 研究成果報告書

ケミカルジェネティクスと機能ゲノミクスを用いたがん脆弱性遺伝子の探索と治療法開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05105
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 創薬化学
研究機関公益財団法人がん研究会

研究代表者

旦 慎吾  公益財団法人がん研究会, がん化学療法センター 分子薬理部, 部長 (70332202)

研究分担者 田中 伯享  公益財団法人がん研究会, がん化学療法センター 分子薬理部, 研究員 (30815882)
大橋 愛美  公益財団法人がん研究会, がん化学療法センター 分子薬理部, 主任研究助手 (50727427)
赤塚 明宣  公益財団法人がん研究会, がん化学療法センター 分子薬理部, 研究員 (30649364)
研究協力者 松浦 正明  
牛嶋 大  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードケミカルジェネティクス / 機能ゲノミクス / がん脆弱性遺伝子 / 分子標的治療薬 / データベース / アンメットニーズ / 新規標的分子
研究成果の概要

本研究の最終目標は、既存の化学療法薬やがん分子標的薬が奏功しない、または、治療耐性となり有効な薬物療法がないというような、がんのアンメットニーズに応える新たな治療法の開発することである。本研究では、その目標を達成するためのユニークなアプローチとして、当部で独自に構築した39種類のヒトがん細胞株からなるJFCR39パネルを利用した。一部の細胞株に特異的な抗がん効果を示しその他の細胞株の増殖・生存には影響しない薬剤を探索・同定し、それらをバイオプローブに用いてがん治療の新たなターゲットとなりうる脆弱性遺伝子とそれを標的としたリード化合物を見出す方法論を確立した。

自由記述の分野

腫瘍治療学、がん化学療法

研究成果の学術的意義や社会的意義

当部で開発されたJFCR39パネルは、種々の抗がん物質の同定や作用機序解析に使われてきた実績がある。特定のがん細胞に選択的な効果を示す薬剤をデータベースより抽出し、がんの脆弱性遺伝子探索のバイオプローブとして利用するストラテジーは独創的で、思いがけないがんの脆弱性が明らかになることが期待され、実際に見つかりつつある。ここで見出された化合物は脆弱性遺伝子を標的とするリード化合物ともなり、創薬的見地でも有利である。またアッセイ済みの薬剤として抗がん剤以外の医薬品も多数含まれており、ドラッグリポジショニングという観点からも興味深い。がんのアンメットニーズに応える新規治療法の開発へ応用が期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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