研究課題
基盤研究(B)
ホモシステインの血中濃度の上昇は心血管病の発症危険因子として広く知られているが、本研究は未だ不明なその作用機序の解明を目的としている。ホモシステインの標的分子と考えられるPPARalphaの構造解析を行い、また高ホモシステイン血症を示すcystathionine gamma-lyaseを欠損する母親マウスに見られるoxytocinシグナル(射乳及び母性行動)の異常を見いだした。
代謝生化学
高脂血症薬の標的分子であるPPARalphaの構造を解明したことは、同分子を標的とする創薬に貢献できる。また、ホモシステインの作用機序の解明は、心血管病発症進展予防に寄与すると期待される。