研究成果の概要 |
低分子量GTP結合蛋白質Ral阻害薬が開発され抗腫瘍効果が報告され(Nature, 2014)、Ralの活性制御は大きく注目されている。Ralの抑制性活性制御因子RalGAPは我々の研究室で見いだし(JBC, 2009)、膀胱癌悪性化における役割を報告した(Oncogene, 2013)。本研究ではRalGAPの発現低下が前立腺癌悪性化に関与することを報告した(Carcinogenesis in press, 2019)。また、口腔内扁平上皮癌についてもRalGAP発現低下とその悪性化、およびRalGAP発現低下に影響する可能性のあるエピジェネティックな変化を明らかにした(論文リバイス中)。
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