研究成果の概要 |
乳児期発症てんかん性脳症症例の全エクソーム解析データを用いた網羅的遺伝子変異解析とコピー数異常の検出系により、50%を超える症例での遺伝子異常の同定を行った。また、全エクソーム解析で得られた遺伝子変異データに、他の脳神経疾患の大規模コホートでの遺伝子変異データを加えた疾患候補遺伝子の抽出により、PPP2R1A, CACNA1G, CSNK2A1, GABRB2を新規候補遺伝子として抽出した。更に、新規原因遺伝子のSLC12A5, CNPY3, CYFIP2, RHOBTB2を同定し、その細胞あるいはマウスモデルでの機能異常所見と合わせて報告し、乳幼児てんかん性脳症の分子病態の解明が進んだ。
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