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2018 年度 研究成果報告書

アルツハイマー病モデルマウスを用いた酸化ストレス状態制御の試みと治療への応用研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05279
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 内科学一般(含心身医学)
研究機関札幌医科大学

研究代表者

下濱 俊  札幌医科大学, 医学部, 教授 (60235687)

連携研究者 藤井 博匡  札幌医科大学, 医療人育成センター, 教授 (70209013)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードアルツハイマー病 / 酸化ストレス / βアミロイド / ミクログリア / α7ニコチン性受容体作動薬 / ガランタミン / 骨髄間葉系幹細胞 / 治療・予防薬
研究成果の概要

アルツハイマー病(AD)の根本の病因は未だ不明であり、アミロイドカスケード仮説に基づきAβをターゲットとする治療薬を認知症が発症しているAD患者に使用しても進行抑制効果が認められていない。本研究では、ADモデルAPdE9マウスに対して、α7nAChR刺激作用をもつガランタミンの早期投与によって認知機能改善、Aβ病理の抑制だけでなく、ミクログリア活性の抑制や脳内酸化ストレスの抑制が認められた。一方、骨髄間葉系幹細胞治療も酸化還元状態を改善し、空間記憶能を改善させ、脳Aβ病理を改善させることが示唆された。

自由記述の分野

神経内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

急激に高齢化が進む中で,費用対効果に優れたADに対する治療方法の確立が急務である。ガランタミンはすでにAD治療薬として使用されているため、安全性という面でも確立されている薬剤であり、費用対効果に優れた予防薬となる可能性がある。骨髄間葉系幹細胞は他疾患ですでに実臨床応用が開始されている治療であり安全性の検討がなされていることから、詳細な分子生物学的機序を解明することができれば、ADに対する新規治療として近い将来に実現可能であると考えられる。

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公開日: 2020-03-30  

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