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2018 年度 研究成果報告書

アレルギー性炎症の慢性化における分子的機序の解明とそれに対する治療戦略の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05343
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 膠原病・アレルギー内科学
研究機関佐賀大学

研究代表者

出原 賢治  佐賀大学, 医学部, 教授 (00270463)

研究分担者 南里 康弘 (宮内康弘)  佐賀大学, 医学部, 助教 (00382218)
布村 聡  佐賀大学, 医学部, 准教授 (70424728)
小川 雅弘  佐賀大学, 医学部, 助教 (90599317)
太田 昭一郎  佐賀大学, 医学部, 研究講師 (20346886)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードアレルギー性炎症 / 慢性化 / IL-4 / IL-13 / ペリオスチン / SOX11 / STAT6 / IL-24
研究成果の概要

アレルギー性炎症の慢性化は,アレルギー疾患の難治性の一因である。我々は,2型サイトカインであるIL-4/IL-13の誘導遺伝子の一つであるペリオスチンが, アレルギー性炎症の慢性化において重要であることを以前明らかにした。本研究では,ペリオスチンの発現調節機構と誘導産物の同定によりアレルギー性炎症の慢性化機序の解明を目指した。まず, 転写因子であるSOX11がSTAT6の下流においてトランスに働き, ペリオスチン遺伝子発現を誘導することを示した。さらに, IL-24がIL-13/ペリオスチン経路の下流において産生され, アトピー性皮膚炎患者の表皮バリア破壊に重要であることを明らかにした。

自由記述の分野

アレルギー学

研究成果の学術的意義や社会的意義

アレルギー性炎症の慢性化は,アレルギー疾患の難治性,遷延性の一因となる大きな問題であるが,その分子的機序は明らかでなく,治療戦略も定まっていない。これまでの研究成果により, 細胞外マトリックスタンパク質であるペリオスチンが, アレルギー性炎症の慢性化において重要な役割を果たしていることを明らかにしてきた。本研究により, アレルギー性炎症の慢性化に関する新たな分子的機序が明らかになるとともに, 新たに同定されたペリオスチン関連分子を標的として, アレルギー疾患に対する新たな治療戦略を構築することが可能となった。

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公開日: 2020-03-30  

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