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2018 年度 研究成果報告書

糖脂質を用いた新規ワクチンによる肺炎球菌感染防御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05349
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 感染症内科学
研究機関東京慈恵会医科大学 (2018)
国立感染症研究所 (2016-2017)

研究代表者

金城 雄樹  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (20570831)

研究分担者 高塚 翔吾  国立感染症研究所, 真菌部, 研究員 (90609398)
研究協力者 林﨑 浩史  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード肺炎球菌 / 糖脂質 / ワクチン / 感染防御 / NKT細胞 / 抗体 / 蛋白 / 肺炎
研究成果の概要

肺炎球菌は肺炎や髄膜炎などを起こす細菌であり,特に小児および65歳以上成人で問題となることが多い。現在のワクチンは有効性が高いものの,近年ワクチンに含まれない種類(血清型)が増えてきているため,幅広い感染防御効果をもたらす新しいワクチンが求められている。本研究では,菌株間で共通性の高い蛋白抗原と糖脂質を用いた新規ワクチンの効果について解析を行った。その結果,本ワクチンは肺炎球菌の感染防御に重要な抗体の産生および感染防御効果が長期間持続することが示唆された。さらに,本ワクチンによる抗体産生誘導機構を免疫学的に解析し,リンパ球のNKT細胞がB細胞の抗体産生を誘導する仕組みの一端を明らかにした。

自由記述の分野

感染免疫学,感染症内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究にて,新規肺炎球菌蛋白・糖脂質ワクチンの接種により,肺炎球菌に結合するIgG抗体の産生および感染防御効果が長期間持続することが明らかになった。また,感染防御効果をもたらす抗体の産生が持続する免疫学的機序の一端を解明することができた。本研究の結果に基づき今後の研究が進展することで,新規肺炎球菌蛋白ワクチンによる抗体産生の持続機構が明らかになるものと考えられる。さらに,その知見を応用することで,有効性の高いワクチンの開発に繋がり,国内のみならず世界中で主な死因の1つになっている肺炎球菌感染症の制御に貢献できる可能性が期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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