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2018 年度 研究成果報告書

エピジェネティクスによる乳癌血中循環DNAの由来プロファイリングとその臨床応用

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05400
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科学一般
研究機関株式会社関西メディカルネット(関西電力医学研究所) (2018)
京都大学 (2016-2017)

研究代表者

佐藤 史顕  株式会社関西メディカルネット(関西電力医学研究所), 外科(神経内分泌腫瘍・乳癌)研究部, 上級特別研究員 (20467426)

研究分担者 鈴木 栄治  京都大学, 医学研究科, 准教授 (00612897)
戸井 雅和  京都大学, 医学研究科, 教授 (10207516)
松村 謙臣  京都大学, 医学研究科, 准教授 (20452336)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード乳癌 / cfDNA / エピジェネティックス / 由来
研究成果の概要

本研究の目的は血中浮遊DNAの由来をエピジェネティックに分類し、がん診断・治療効果予測に応用する事である。網羅的メチル化データより、種々の細胞に特異的なエピゲノムマーカーを同定し、cfDNA由来プロファイリング法をデジタルPCR機器を用いて確立し、臨床応用する。乳癌細胞の同定として乳癌に高率で遺伝子変異をしているPIK3CAやESR1のHot spot変異を識別する検出系を確立した。また、それぞれの細胞種のエピゲノムマーカーを、公的データベースから正常細胞、癌細胞の網羅的エピゲノムデータから特異性の高いマーカーの同定が困難で、各胚葉由来マーカーの組み合わせによるモデルが必要であると判明した。

自由記述の分野

乳癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

癌症例のcfDNAの由来が判明することで、腫瘍組織内構成細胞のターンオーバーを推測することができると思われる。特に免疫細胞由来DNAの割合は腫瘍組織内の免疫活動の状況を反映していると考えられる。抗がん剤や抗体医薬で腫瘍内浸潤リンパ球(TIL)に対する研究が近年盛んになっている。更に、抗PD-1抗体薬等の免疫チェックポイント阻害剤の臨床応用が始まっているが、その効果予測因子の探求が盛んに行われている。既存の抗がん剤・抗体医薬による薬物療法だけでなく、この新規の免疫チェックポイント阻害療法の効果予測に重要な情報を提供することで、癌薬物療法の個別最適化に大きく寄与する可能性がある

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公開日: 2020-03-30  

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