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2018 年度 研究成果報告書

治療抵抗性を反映した革新的分子イメージングに基づく新しい口腔癌治療戦略

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05536
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科系歯学
研究機関北海道大学

研究代表者

北川 善政  北海道大学, 歯学研究院, 教授 (00224957)

研究分担者 竹内 康人  北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 特別研究員(PD) (10735187)
大賀 則孝  北海道大学, 歯学研究院, 助教 (40548202)
佐藤 淳  北海道大学, 歯学研究院, 講師 (60319069)
久下 裕司  北海道大学, アイソトープ総合センター, 教授 (70321958)
犬伏 正幸  川崎医科大学, 医学部, 准教授 (70399830)
玉木 長良  北海道大学, 医学研究科, 特任教授 (30171888)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード分子イメージング / 遺伝子イメージング / 低酸素 / 遺伝子応答 / PET / 治療抵抗性 / 化学療法 / 頭頸部癌
研究成果の概要

低酸素状態は固形癌の重要な予後因子のひとつで、放射線・化学療法に抵抗性を示す。HIF-1/HREによる低酸素遺伝子応答によってNISを発現する癌細胞株を樹立しイメージングに成功した。低酸素PETトレーサーの腫瘍集積値は、治療抵抗性との強い関係性を示唆しており、予後因子として利用できることの裏付けとなる結果であった。口腔がんにおけるFMISO-PETの集積と組織中のHIF-1αの発現が有意に関連していることを世界で初めて明らかにした。さらに術前化学療法の効果の予測、増殖能との関係、低酸素容積と予後との関連も見いだした。FIMISO-PETはがん診療に有望な低酸素分子イメージングである。

自由記述の分野

医歯薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

腫瘍内環境における低酸素は多くの固形癌の強力な予後因子とされているが、低酸素状態の可視化は極めて困難であった。われわれは低酸素状態で遺伝子応答する癌細胞株を樹立し、動物実験でイメージングに成功した。さらに低酸素分子イメージングとしてFMISO-PETを口腔癌に臨床応用した。FMISO-PETの集積と組織中のHIF-1αの発現が有意に関連していることを世界で初めて明らかにした。術前化学療法の効果の予測、増殖能との関係、低酸素容積と予後との関連も見いだした。

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公開日: 2020-03-30  

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