研究課題/領域番号 |
16H05568
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研究機関 | 沖縄県立看護大学 |
研究代表者 |
神里 みどり 沖縄県立看護大学, 保健看護学研究科, 教授 (80345909)
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研究分担者 |
謝花 小百合 沖縄県立看護大学, 保健看護学研究科, 准教授 (30647003)
上原 和代 沖縄県立看護大学, 看護学部, 准教授 (70406239)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 島嶼看護 / ルーラル看護 / リモート看護 / 太平洋島嶼国 / ナースプラクティショナー / 大学院教育 / 遠隔機器 |
研究実績の概要 |
平成28年度は太平洋島嶼国で展開されている高度実践看護師の大学院教育に関する情報収集を行った。
1.ルーラル・リモート教育で優れているカナダ、豪州、ニュージーランドで展開されている島嶼看護の大学院教育に関する文献レビューを行った。ルーラル・リモートのキーワードが主に抽出され、高度実践者としてのナースプラクティショナーの教育が大学院の博士前期課程で行われていた。それと同時に、一般看護師を対象とした、継続教育としてのルーラル看護に特化した認定レベルの教育が展開されていた。共通点は、あらゆるライフスパンを横断的にケアできるプライマリーヘルスケアーを基盤とした教育で構成されていた。さらにWEB会議等の遠隔機器などのテクノロージーを利用した教育が取り入れられていた。
2.ルーラルやリモート看護に関する太平洋島嶼国を中心とした諸外国の学会に参加し、大学院教育に関する情報交換、ならびに学術的な情報収集を行い、人的資源の確保に繋げることができた。参加した学会は豪州、ニュージーランド、米国、台湾の4カ国であった。カナダの学会は中止で参加できなかった。参加した学会は、①Annual National CRANA(Council of Remote Area Nurses of Australia) Conference(豪州)、②National Rural Health Conference(ニュージーランド)、③Internationl Rural Health and Rural Nursing Research Conference(米国)、④Annual Conference Asian American/ Pacific Islander Nurses Association(ハワイ)、⑤Asia-Pacific Nursing Research Conference(台湾)であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初予定していたカナダの学会参加は、学会側の都合で学会が中止になり、参加できずに情報収集の遅延が生じた。
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今後の研究の推進方策 |
次年度にカナダの学会が開催されない場合は、文献レビューやHPの情報などを参考にカナダのルーラルに関するナースプラクティショナー教育の情報収集を行い、カナダ訪問を実施する。
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