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2022 年度 研究成果報告書

タートルアン湿原の自然浄化作用がラオス首都圏の環境衛生に果たす役割

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05634
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 衣・住生活学
研究機関三重大学 (2020, 2022)
鈴鹿医療科学大学 (2016-2019)

研究代表者

翠川 裕  三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (10209819)

研究分担者 翠川 薫  鈴鹿大学, こども教育学部, 教授 (20393366)
中村 哲  広島文化学園大学, 看護学部, 教授 (40207874)
真砂 佳史  国立研究開発法人国立環境研究所, 社会環境システム研究センター, 主任研究員 (50507895)
若杉 悠佑  鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 助教 (90751412)
溝口 明  三重大学, 医学系研究科, 産学官連携講座教授 (90181916)
渡部 徹  山形大学, 農学部, 教授 (10302192)
大村 達夫  東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 教授 (30111248)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2021-03-31
キーワードラオス / ビエンチャン / タートルアン湿原 / マクヒアウ川 / メコン川 / 水質 / COD / 下水処理
研究成果の概要

ラオス首都ビエンチャンのタートルアン湿原が、タートルアン湿地特定経済区に指定され、チャイナタウン建設の工事が進捗している。危惧されているのは、下水処理システムの役割を担っている同湿地帯の公益機能が損なわれることである。
本研究は下水処理場なき都市機能の維持がラオス首都ビエンチャンで可能性を追求することである。
7年にわたる研究の中で、タートルアン湿地帯とホンケ下水を水源とするマクヒアウ川がラオスの首都ビエンチャンの下水処理システムの中核をなす事実を解明した。さらに、同河川水質を調査することで開発が都市機能の維持に及ぼす影響を評価するシステムが本研究にて構築されている。

自由記述の分野

公衆衛生学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の目的は、ラオス首都ビエンチャンの開発がもたらす住居環境への影響を下水処理の観点から解明することである。日本のような先進国では当たり前とされている下水処理場による下水処理は、ラオスでは首都ビエンチャンですら存在しない。しかしながら、処理場はなくても河川の自然浄化能力を用いた下水処理は、有効に機能していることが本研究の結果解明される。特に、CODによる水質変化の可視化によって社会・国民に分かりやすく示す。日本における電力消費の0.7%が下水処理場の操業によって消費されている事実を考慮すると、ラオスにおける自然浄化システムは、持続可能な社会づくりへの貴重な情報を本研究では提供している。

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公開日: 2024-01-30  

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