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2019 年度 実績報告書

越境する社会科学からアプローチする比較日本文化研究

研究課題

研究課題/領域番号 16H05715
研究機関首都大学東京

研究代表者

丹野 清人  首都大学東京, 人文科学研究科, 教授 (90347253)

研究分担者 田中 ひかる  明治大学, 法学部, 専任教授 (00272774)
吉田 舞  特定非営利活動法人社会理論・動態研究所, 研究部, 研究員 (50601902)
木下 ちがや  明治学院大学, 国際平和研究所, 研究員 (50772050)
鳥山 淳  琉球大学, 島嶼地域科学研究所, 教授 (60444907)
堀江 孝司  首都大学東京, 人文科学研究科, 教授 (70347392)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードアモルファス / 不定形 / 社会運動 / 不可逆性 / マイノリティ
研究実績の概要

日本での社会運動をさまざまな領域(環境問題に関わる女性運動、アナーキスト的実践、アジアとの連帯を示す活動、外国人支援活動、社会運動をめぐる歴史的展開)といったことについて、「アモルファス=不定形」をキー概念として、研究を進めた。研究代表者のほか、研究分担者はそれぞれ学術論文や、単著、共著等で本研究成果を発表することができ、十分な成果を収めたと考えている。
また、研究代表者および分担研究者は、本研究成果の未発表論文を集めたもので英文書籍の公刊の準備をしており、これも当初の予定では2020年3月末までに原稿を出版社に送る予定で進めていたが、2019年末より世界的に広がったコロナウイルスの影響でいったんスローダウンするしかなくなり、およそ半年程度、当初計画より遅れることとなってしまった。しかし、遅れは半年程度であるので、2020年中に原稿を出版社に入れて、2021年の早い段階で公刊できる予定である。
社会科学の研究で、先ず日本語で出版したものを翻訳出版するものは多いと思うが、最初から英文で公刊するものは多くはないだろう。本研究では、研究期間内に英文書籍を公刊することはかなわなかったが、研究終了後の比較的早い段階で英文公刊が可能になっているのは、十分な成果を上げたからだと思っている。
また、予想もしなかったコロナウイルスのために、本来ならば、最終の英文出版物に盛り込む確認の海外調査を研究代表者、そして各研究分担者が行えなかったことは残念なことであった。しかし、これらについても実際に調査地に行くほど正確な聞き取りはできなかったが、ズームやスカイプを用いたリモートインタビューで疑問点については一定程度解消することができた。

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (17件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 5件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 2件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 地方から始まる外国人の新しい受入れ2020

    • 著者名/発表者名
      丹野清人
    • 雑誌名

      移民政策研究

      巻: 12 ページ: 49-64

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 共産党への破防法監視対象指定に野党抗議 反共対共産の壁が崩れる序章2020

    • 著者名/発表者名
      木下ちがや
    • 雑誌名

      週刊金曜日

      巻: 28(7) ページ: 16-17

  • [雑誌論文] 多文化共生と外国人の健康福祉2020

    • 著者名/発表者名
      丹野清人
    • 雑誌名

      公衆衛生

      巻: 84(6) ページ: 382-387

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 外国人の「シティズンシップ」2019

    • 著者名/発表者名
      丹野清人
    • 雑誌名

      福祉社会学研究

      巻: 16 ページ: 13-32

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 日本の外国人受入れ政策の本質:外国人どもは死なぬように生きぬように2019

    • 著者名/発表者名
      丹野清人
    • 雑誌名

      貧困研究

      巻: 22 ページ: 57-65

  • [雑誌論文] 「出入国管理及び難民認定法」改正と日本の外国人労働者:外国人の受入を社会学から考える2019

    • 著者名/発表者名
      丹野清人
    • 雑誌名

      季刊労働法

      巻: 265 ページ: 57-67

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 2018年入管法改正と日本の外国人の受入れ2019

    • 著者名/発表者名
      丹野清人
    • 雑誌名

      地方自治職員研修

      巻: 724 ページ: 18-20

  • [雑誌論文] 外国人労働者政策の現状と課題:自治体だからできることを考える2019

    • 著者名/発表者名
      丹野清人
    • 雑誌名

      とうきょうの自治

      巻: 113 ページ: 2-7

  • [雑誌論文] 2019年参議院選挙は野党になにをもたらしたか2019

    • 著者名/発表者名
      木下ちがや
    • 雑誌名

      学習の友

      巻: 794 ページ: 51-55

  • [雑誌論文] 海外の同世代と連帯する若者たち辺野古移転、県民投票が示した未来2019

    • 著者名/発表者名
      木下ちがや
    • 雑誌名

      Journalism

      巻: 355 ページ: 22-29

  • [雑誌論文] アナーキズムによる女性の抑圧2019

    • 著者名/発表者名
      田中ひかる
    • 雑誌名

      初期社会主義研究

      巻: 28 ページ: 51-76

    • 査読あり
  • [学会発表] 先進諸国の外国人政策からの教訓2019

    • 著者名/発表者名
      丹野清人
    • 学会等名
      公衆衛生学会・結核病学会・国際保健医療学会合同シンポジウム
    • 招待講演
  • [学会発表] 外国人労働者の受入れと基礎自治体2019

    • 著者名/発表者名
      丹野清人
    • 学会等名
      内外情勢調査会
    • 招待講演
  • [学会発表] 日本における外国人労働者政策と温情主義的労務管理2019

    • 著者名/発表者名
      吉田舞
    • 学会等名
      日本労働社会学会
  • [図書] 国籍の境界を考える 増補版:日本人、日系人、在日韓国人を隔てる法と社会の壁2020

    • 著者名/発表者名
      丹野清人
    • 総ページ数
      336頁
    • 出版者
      吉田書店
    • ISBN
      978-4-905497-78-3
  • [図書] 政治学2020

    • 著者名/発表者名
      田村哲樹・近藤康史・堀江孝司
    • 総ページ数
      403頁
    • 出版者
      勁草書房
    • ISBN
      978-4-326-30283-3
  • [図書] 社会を変えようと言われたら2019

    • 著者名/発表者名
      木下ちがや
    • 総ページ数
      187頁
    • 出版者
      大月書店
    • ISBN
      978-4-272-21121-0

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公開日: 2021-01-27  

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