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2022 年度 研究成果報告書

熱帯乾燥季節林の水分ストレスと火災が炭素循環に与える影響評価と森林再生への対策

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05787
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 森林科学
研究機関東邦大学 (2020, 2022)
筑波大学 (2016-2019)

研究代表者

安立 美奈子  東邦大学, 理学部, 准教授 (40450275)

研究分担者 前田 高尚  国立研究開発法人産業技術総合研究所, エネルギー・環境領域, 主任研究員 (10357981)
吉村 謙一  山形大学, 農学部, 准教授 (20640717)
石田 厚  京都大学, 生態学研究センター, 教授 (60343787)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2021-03-31
キーワード熱帯季節林 / 森林火災 / 植物生理学 / 土壌呼吸速度
研究成果の概要

地球温暖化によって熱帯林は乾燥化する傾向にあり、枯死木の増加や森林火災によって生態系の炭素収支が大きく変化することが予想されている。本研究では、タイ東北部の乾季落葉林において、乾季の強い土壌の乾燥と火災が、森林の炭素循環に与える影響を明らかにし、適切な森林管理について提言することを目的とした。その結果、乾季に供給されるリター(落葉)や林床植生であるササが、火災によって全て焼失することは、土壌有機物供給が絶たれるために土壌が貧栄養となる可能性が示唆された。また、若い樹木の枯死率が高いことからも、火災によって疎林となる可能性が示唆された。

自由記述の分野

生態系生態学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果は、樹木の生理特性や土壌呼吸速度の時間変動など、これまで解明されてこなかった点を明らかにしており、学術的意義はとても高いと考えている。特に、強い乾季と火災が熱帯季節林の物質循環に与える影響を明らかにしたことは、今後、地球温暖化が進むなかでの熱帯林の管理について重要な知見を示した。

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公開日: 2024-01-30  

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