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2018 年度 研究成果報告書

ハマダラカ唾液抗体価を指標とした「マラリア感染危険度」評価法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05815
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 寄生虫学(含衛生動物学)
研究機関金沢大学

研究代表者

吉田 栄人  金沢大学, 薬学系, 教授 (10296121)

研究分担者 伊従 光洋  金沢大学, 薬学系, 准教授 (20608351)
砂原 俊彦  長崎大学, 熱帯医学研究所, 助教 (50264156)
都野 展子  金沢大学, 自然システム学系, 准教授 (60295102)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードマラリア / ハマダラカ / 唾液タンパク / バイオマーカー / 抗体価
研究成果の概要

本研究は、ハマダラカによる吸血(暴露)頻度をマラリアに対する「感染危険度」として数値化することにより、ベクターコントロールに対する新しい評価手法を開発することを目的とする。インドネシアとの海外共同研究において、マラリア感染地域であるインドネシア スンバ島の住民から採血した血液を使って、我々が独自に発見したハマダラカ唾液タンパクAAPP(大腸菌発現)に対する抗体価を測定した結果、コントロールである日本人と比較してスンバ島住民の血清には抗AAPP抗体が非常に高いことが確認された。但し、非特異的に反応する血清も見られたことより、小麦胚芽無細胞系での抗原タンパクの発現・精製を検討している。

自由記述の分野

感染免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

マラリア感染地域住民のハマダラカ唾液に対する抗体価を季節毎(雨季乾季)に測定し、その季節変動とマラリア感染率との相関関係を解明することが可能となる。これにより、衛生動物学的手法と血清疫学的手法を融合でき、マラリアベクターコントロールの有効性を評価することに加えて再流行のリスク管理に有効な手法となる。さらには、インドネシア島嶼群のマラリア疫学調査および三日熱マラリアワクチンの抗原性評価研究成果をもって、日本―インドネシア二国間の永続的研究協力体制を確立することができる社会的意義がある。

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公開日: 2020-03-30  

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