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2018 年度 研究成果報告書

中国福建省ならびに台湾と西南日本におけるHTLV-1関連疾患の比較研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05823
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 ウイルス学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

久保田 龍二  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (70336337)

研究分担者 出雲 周二  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 客員研究員 (30143811)
蓮井 和久  鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (70198703)
吉満 誠  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (70404530)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードHTLV-1 / HAM / China / Taiwan / Japan / HTLV-1 subtype
研究成果の概要

中国福建省、台湾、西南日本におけるHTLV-1関連疾患の国際共同研究を行った。日本人研究者らが中国、台湾に赴き、現地の研究者や臨床家に教育講演等を行い、HTLV-1感染診断、HTLV-1関連疾患診断のための指導を行った。中国研究者とともに中国で初めてのHAM患者を発見し報告した。中国人15例、台湾人26例、日本人211例のHTLV-1の全ゲノム配列を決定し、HTLV-1サブタイプの解析を行い、大陸横断亜型および日本亜型の比率はそれぞれ73%/27%、58%/42%、18%/82%であった。中国にもHAMが存在し、HTLV-1日本亜型が一定の割合で存在することが明らかとなった。

自由記述の分野

ウイルス疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

中国福建省にHTLV-1高感染地区あることが明らかとなった。中国で初めてのHAM患者を発見し、HTLV-1感染率が低い中国においても痙性脊髄麻痺患者においては抗HTLV-1抗体検査を行う必要性を指摘した。HTLV-1遺伝子の解析により、HTLV-1日本亜型が日本で82%、台湾で42%、福建省で27%存在することが明らかとなった。このことより、古代日本人の一部が西日本から海路によって南方に移動した可能性、または古代に中国東海岸に到達した人類の一部にHTLV-1が感染していた可能性が考えられた。

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公開日: 2020-03-30  

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