研究課題/領域番号 |
16H05832
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
光武 範吏 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 教授 (50404215)
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研究分担者 |
高村 昇 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 教授 (30295068)
サエンコ ウラジミール 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 准教授 (30343346)
ログノビッチ タチアナ 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 客員研究員 (30423643)
高橋 純平 長崎大学, グローバル連携機構, 助教 (50574026)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 甲状腺がん / チェルノブイリ / 分子疫学 / 遺伝子多型 |
研究成果の概要 |
チェルノブイリ周辺国の連携機関の研究者らと共同で、放射線非被ばく(散発性)小児甲状腺がん症例を収集し、これまでに収集した放射線誘発小児甲状腺がん、被ばくしたががんを発症しなかったコントロール集団とあわせ、甲状腺がんの発症と関連する遺伝子多型の解析を行った。その結果、14番染色体NKX2-1 (PTCSC3)ローカスのrs944289は、放射線か散発性か発症誘因によって関連に違いが見られることが示唆された。一方、2番染色体のDIRC3ローカスのrs11693806は、発症年齢によって関連に差があることが示唆された。
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自由記述の分野 |
分子疫学、内分泌学、放射線影響学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
チェルノブイリ原発事故後に発生した小児甲状腺がんは、放射線誘発であることが確実な非常に貴重な症例群である。これら試料を解析することによって、放射線発がんへの理解が進むものと考えられる。本研究の発症リスクに関連する遺伝子多型の研究によって、放射線誘発甲状腺がんの発症分子メカニズムに、散発性との違いが存在することが示唆され、被ばくによる発がん機序の解明につながる結果が得られた。
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